とまと船

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反・マスメディアだからといって政権を擁護しなくてもいい

まとめサイトをよく見ていた私です。

最近、すごく似通った論調がまとめサイトのコメント欄や抽出レスを支配していると感じ、うんざりしてあまり見なくなりました。どんな論調かというと、マスメディアバッシングと自民党政権擁護、ついでのような民進党のこき下ろしです。

まとめサイトのコメント欄で、この主要な論調に反する意見があると、物凄い勢いで叩かれています。

「半島に帰れ!」とか、

反日は日本から追放」とか、

「パヨクの妄想」とか、

まあひどいレッテル張りをされるわけです。

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 で、思ったんですけどね。

マスメディアがひどいこと、民主党政権がお粗末だったことについては、私も同意するんですよ。例えば、昔の話ですが、「K・Y事件」とか、朝日新聞がわざとサンゴに「K・Y」という文字の傷を付けて、それを撮影し、「こういう酷いことをする人たちがいる…」みたいな記事を書いたわけですよ。記事ネタのために自作自演するどころか、大迷惑な環境破壊までやってのける態度なんか、到底スルー出来ないですね。

ネタのために、影響力があるメディアが犯罪まがいのことをしたり、嘘の内容をでっち上げたりするのは、許せるわけないじゃないですか。当然のことですよ。

そういう点で、私は朝日新聞の過去の所業については納得できません。でも、ですよ?

そんな朝日新聞がしばしば攻撃する自民党について、

 

「敵(朝日新聞)の敵(自民党)は味方」

 

とばかりに、何でもかんでも擁護する必要はまったくないんですよ。

確かに我々の脳って単純に出来ていて、世の中が「正義」と「悪」の真っ二つに分かれる、「自分の味方」と「自分の敵」の真っ二つに分かれる、と考えると、気持ちよくなるようになってるみたいなんですね。これを、ここでは善悪二元論と呼びましょうか。

でも現実に、まったく知らない国に居る、あなたとまったく接点が無い「Aさん」が居たとして、その人は敵か味方か?なんて、どちらでもあるわけないじゃないですか。少なくとも、接点が無い「Aさん」は、あなたのことを敵とも味方とも思っていなくて、「どうでもいい」と思っていますよ。知らないんだから。全く知らないAさんだけではないんです。あなたの身の回りに居る、顔見知り程度の人もおんなじで、お互いどうでもいいし、敵でも味方でもないという人がほとんど。

 

しかしこの「善悪二元論」のやっかいなところは、

 

まったく接点のない人物ですらも、

敵か味方かに分けたくなる

 

というところです。

 

さきに挙げた「Aさん」の話でいうと、例えば、

 

Aさんの住む国「AAA国」は、反日国か親日国か

Aさんの勤める「BBB株式会社」は、

反日企業か親日企業か

 

みたいな括りで分けて、強引に敵味方を区別しようとする。

この結果、世の中は「反日」と「親日」がせめぎ合う戦乱の様相を呈してくるわけですね。

 

そういう単純さを、うまいこと利用する勢力があるんでしょうね。

 

まとめサイトに群がる一部の人たちは、「マスメディアのひどさ」「民進党のひどさ」に同調してくれる大きな権力「自民党」にシンパシーを感じ、自分と同一視をはじめる。中には、実際に党員になる人々もいるのでしょう。

マスメディア、民進党という「敵」の「敵」でいる自民党こそが、我々の味方である、だから支えなければ、という、善意からの行動なのかもしれません。

ただ、「敵」の「敵」だからといって、味方とは限らないのです。別の「敵」なのかもしれないし、あるいは従来「敵」と一括りにしていた勢力が、状況によっては「敵」でなかったりする場合もあるし。

 

反・マスメディアだからといって、自民党政権を擁護する必要はないんですから。