とまと船

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書籍:自分の「うつ」を治した精神科医の方法 宮島賢也 著 感想#2

感想の続きです。 

自分の「うつ」を治した精神科医の方法 (KAWADE夢新書)

自分の「うつ」を治した精神科医の方法 (KAWADE夢新書)

 

前回、親子関係とうつの話に触れました。書きながら、バブル崩壊前あたりの中流家庭の親子関係は「うつの 製造工場」だったんじゃないかと思うようになりました。

個人的な話をしますと、子供の頃、近所に凄いいじわるで嫌な同級生が住んでいました。同じ団地です。私はそいつを家に招いたとき、大事にしていたビックリマンシール(古い?)を根こそぎ盗まれたことがあったんですね。

で、なんで「盗まれた」と分かったかという話。そいつが帰ったあとに、ビックリマンシールを眺めて喜びに浸ろうと思って探したところ、無くなっていました。そいつの家を訪ねて、「ビックリマンシール、間違えて持って帰ってない?」と尋ねたら、そいつの母親が「泥棒したっていうの?!そんなわけないでしょ!失礼なことを言うね!帰って」みたいに、すごい剣幕で怒ったので、渋々引き返しました。

2、3日して、自分の母親経由でビックリマンシールが返って来たんですね。話を聞くと、やっぱり奴が盗んでいて、それが奴の母親にばれたみたいです。そのとき、私は安心しましたが。

話が相当脇道に逸れたんですが、つまり、そのイジワリストは「ばれなきゃ反社会的行為をやってかまわん」という性根の持ち主だったと思います。で、この性根を持ったイジワリストの親子関係について漏れ聞こえた内容ですが、毎週日曜日、父親が付きっきりで長時間のスパルタ勉強をさせてたと。できなければ凄い怒られるらしいです。

うわ~地獄。と思いました。こんな家庭で育ったら性格歪むんじゃないかと。まあ歪んでいたわけですが、生まれつきか環境かというと、環境の可能性も否定できないレベルですよね。

今思うとひどい家庭なんですが、よくよく考えてみたら、当時は戸塚ヨットスクールのスパルタで人が死んだり、スパルタ勉強塾みたいな、鞭をもった反グレみたいな先生が恫喝して教える塾がテレビでもてはやされたりしていました。ある意味とんでもない時代です。スポーツ根性全盛期で、

人は厳しくしばけばしばくほどに強く鍛えられる。麦だって踏まれて強くなるんだから。

みたいなのが社会常識みたいになっていましたね。そうやってしばき潰しておいて、「こいつは根性が足らん」みたいなことを言っていました。大人が。

しかし、そういう論調も、バブル崩壊から長~く長~く続く景気の悪さ、日本経済そのものと一緒に縮小してきたと思います。やったね!

ところで本題です。

 

3.自分で自分を認めてあげられる人は、大丈夫

引用:

患者さんの中には、相手、つまり上司や同僚、パートナーなどに認めてほしいと思っている人も居ます。しかし、相手には相手の考えがあり、こちらが思うようには認めてくれないこともあるでしょう。

人が人を認めるとは、どういうことなのでしょうか。

それは、「あるがままの存在を認める」ということです。

前述しましたが、私の母は、学校の勉強ができる僕を認めてくれましたが、できない僕を認めてはくれませんでした。成績が良ければ認めて、悪ければ認めないというのなら、それは条件付きの愛です。

成績が悪かろうと、ほかの子供ができることができなかろうと、一人の尊厳ある人間として、また、自分の子供として認める。親がそのような観念をもって接すると、子供は、自然に自分が認められていると感じ、自分で自分を認められるようになります。

こうありますが、子ども時代の育ち方を云々したって「今どうするか」で悩む人には役に立たないということがあります。個人的には、親元を離れるのも一つの治療だと思っています。一つの大きな賭けでもありますが。

もし、根性論を持つ親元に居て、窮屈な思いをされているのなら、そこを飛び出して一人暮らしをするのもいいかもしれません。親というのは偏った思考を持っているもので、根性論の親は、外面が良くても、家庭内でその思考を子供に積極的に伝えようとします。環境を変えるのは賭けですが、

「ああ、案外自分の存在って許されるんだな。アリなんだな」

という実感と、幾つかの成功体験を得ることができれば、人は幾つかのマインドコントロールを脱することができると思います。

 

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